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2022年3月18日

予算総合審査で質問

2022年3月18日 予算総合審査で質問

中島委員

 次に、JR東戸塚駅の混雑緩和と鉄道駅の可動式ホーム柵整備について伺います。

 私はこれまで、JR東戸塚駅の混雑緩和と安全対策については解消すべき最重要課題と考え関係各局へ働きかけを行い、また、市会においても対策の必要性を訴え積極的に取り組んできました。これまで本市もJR東日本と連携をし、短期的な対応策として様々な混雑緩和への取組を進めてきました。

 そこで、これまで行われてきた東戸塚駅の混雑緩和に対する具体的な取組内容について伺います。

 

小池技監兼都市整備局長

 

これまでに朝のラッシュ時の駅係員の増員、ホーム上の歩行帯の表示により滞留者が発生しないよう乗降客の誘導を行いました。また、ホーム上の係員詰所の縮小やベンチ及び券売機の撤去によりまして歩行スペースを拡大しました。さらに、エスカレーターの高速化や横須賀線の増発によりましてコンコースやホームの滞留者を減らすなど様々な取組を実施しております。

中島委員

 

これまでの取組によって東戸塚駅の混雑緩和が図られ一定の効果があったことは理解しています。東戸塚駅の乗降者数は、このコロナ禍によりコロナ拡大前と比べて約25%減少しています。一方で駅利用者からは混雑緩和とともに安全性も重要であり、転落を防止する可動式ホーム柵、いわゆるホームドアの整備を最優先に進めてほしいと強い要望を受けています。私も、ホームドアは視覚障害者だけではなく鉄道を利用する全ての方の安全安心に直結する非常に重要な設備であると考えています。国土交通省は昨年12月に鉄道駅のバリアフリー化を加速することを目的として鉄道駅バリアフリー料金制度を創設しました。

 そこで、鉄道駅バリアフリー料金制度の趣旨について伺います。

小池技監兼都市整備局長

 

鉄道駅のバリアフリー化の推進は高齢者や障害者の方だけではなく全ての利用者に関わる課題であることから、都市部において利用者から薄く広い負担をしていただいて取り組むということがこの制度の趣旨でございます。この制度では可動式ホーム柵だけではなくエレベーターやエスカレーター等も対象とされ、それらの設備の改良や更新、維持管理費用も対象となっております。

中島委員

 

この制度を導入することにより運賃が10円程度上乗せになるようですが、より一層ホームドアの整備が促進されることを期待したいところです。

 本市では1日当たり駅乗降者数が10万人以上の駅や視覚障害者施設の最寄り駅を最優先整備駅として補助金の交付により整備支援していますが、補助対象外の駅でもホームが狭かったり、優等列車が高速で通過したりするなどホームドアを早期に整備すべき駅があると考えます。

 そこで、市内全ての鉄道駅を対象にホームドア整備の促進に取り組むべきと考えますが、市長に見解を伺います。

 

山中市長

 

ホームドアは駅利用者の安全確保や安定輸送のためにも整備が促進されることが望ましい設備であると認識しております。新たに創設された鉄道駅バリアフリー料金制度に対する鉄道事業者の対応を確認しながら、市内全駅でホームドアが整備されるよう様々な機会を捉えて鉄道事業者に働きかけてまいります。

中島委員

最適な形でホームドアの整備やバリアフリー化が進むよう鉄道事業者とより一層連携して取り組んでいただくことを要望し、次の質問に移ります。

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