top of page

 交通量調査ICT化で課題解決へ 

【タウンニュース】交通量調査ICT化で課題解決へ

2024年10月24日(木)

【タウンニュース】交通量調査ICT化で課題解決へ

戸塚での取組を全市へ
 戸塚駅周辺道路の混雑緩和は長年の地域課題の1つで、区民の皆様からもご意見・ご要望を

いただいています。
道路混雑は生活利便性だけでなく、安全安心という点でも解消すべき課題です。
 私は民間企業の協力を得ながら、AI解析などのデジタル技術を活用した交通量などの

実態調査を続けてきました。
 市は2年に1度、道路整備の計画立案や効果検証、維持管理の基礎データとして交通量

調査を実施していますが、調査から集計作業まで多大な人手と時間を要します。

ICT化すれば、映像をもとにAIによる調査分析なども可能になります。
 私はこれまで戸塚区内の5カ所(①西口バスセンター前交差点、②西口第二バスセンター前、
③かもめ橋交差点、④東口上倉田交差点、⑤吉田矢部大橋交差点)で独自に実態調査をし、

対策を推進してきました。
 全市にも広げるべく提案を続けてきたところ、今夏に市の取組として実証実験が実現しました。
 市会決算第一特別委員会(局別審査)の中で10月11日、道路局長に質問したところ、

局長は市内4カ所の交差点で最新技術を活用した実証実験を8月に完了したと報告。

従来、人の手では観測できなかった危険要因の分析まで検証されていることがわかりました。

情報を安全安心対策に
 また今回の実証実験により、車両や歩行者の異常軌跡や横断歩道を青信号の間に

渡り切れない歩行者の数など、新たな情報の取得が可能ということもわかりました。
 道路局長は12月までに実証実験の結果を取りまとめるとし、「ICT化により

得られる付加価値や車両判別精度など、技術の有効性と課題を確認し、早期の実現に

向けてしっかり取り組んでいきます」と答弁しました。
 調査のICT化は労働人口減少という点でも有用ですが、得られる多様なデータは

新たな政策形成にも活用できます。
交通安全対策をはじめ、まちづくりにもかかわるため、実用化に向けて引き続き

スピード感のある対応を求めていきます。

bottom of page